本作品における大門圭介の階級は警視庁巡査部長警視庁西部警察署捜査課の部長刑事 (階級巡査部長刑事警察官の俗称)その後 警視庁警部に昇進し、西部警察署捜査課長となる。

別名『大門軍団で知られる捜査課の刑事たちを率い、彼らからは「団長」と呼ばれており人望が厚い。ただ先輩刑事である谷 大作浜 源太郎南 長太郎木暮 謙三警視からは「大さん」と呼ばれる方が多い。大門のキャッチフレーズでもある「自分は~」から始まる喋り出しは当時の警察官または自衛官を連想させ、真似をする人が続出し社会現象にもなった。

その影響かどうかは定かではないが、西部警察のTV放映後から実際の警察学校では、「自分」という呼称は使わないように厳重に指導されるようになったそうだ。そのほか有名な台詞として大門が犯人と対峙する際に言い放つ「自分は西部署の大門だ」もある。

大門は日本の警察官及び皇宮護衛官海上保安官などで正式採用されている回転式拳銃(リボルバー)ニューナンブM60を使用せず、

大門モデル(スコープマウント付き)

レミントンM31の銃身を短くしたソードオフ・ショットガン(散弾が広範囲に飛び散るように銃身に改造した散弾銃のこと)レミントンM31を使用している

モデルとなった Remington Model 31(実物)

なお日本では警察官の散弾銃携行を認めておらず『大門の私物説』が浮上したが西部署の取り扱う案件の特殊性から『特別貸与された説』など物議を醸している。

散弾銃であるが劇中では主にスラッグ弾(小さな鉄球が拡散する散弾ではなく殺傷能力の高い一発弾)を使用しており、PART-I後半に狙撃用のスコープマウントが追加された。劇中では飛行中のヘリコプターからの遠距離狙撃を命中させるなど、本来ショットガンではあり得ないダイナミックな運用方法が逆に銃火器に詳しくない一般層には大いにウケた。ショットガン以外ではコルト・ローマン第二次世界大戦でアメリカ軍が使用したM2カービン等の改造型、ベトナム戦争でアメリカ軍が使用したことで知られるM16使用することもある。銃の腕前は日本の全警察官の中でも一、二を争うほどの超一流だと、射撃のスペシャリトである松田刑事(リキ)が尊敬し目標としているほどだ。ちなみに警視庁の射撃大会で3年連続優勝の記録を持っている。

服装(特に職務中)は基本的にブルーのスリーピース・スーツを愛用し、ワイシャツやネクタイもブルー系で統一されている。PART-Ⅰ前期にグレーと黒を基調としたスーツスタイルの回もあったが理由は分からない。

またPART-Ⅱの第1・2話ではグレーのスーツに赤のネクタイで登場した回もあったがそれについても理由は定かではない。靴はショートブーツを履いており靴下は白い場合がほとんどである。

「自分で蒔いた種は自分で刈り取る」を持論としており、部下の職務上の失敗を責めることはほとんどない。しかし強引な単独捜査を行なった部下に対しては、容赦なく拳を振るう。また、自分の進退に関わるようなことがあっても、決して部下を見捨てることなく身を挺して庇うこともあり、そのような人間的求心力のせいか団長のためには死も厭わないと部下たちに言わしめるほど信頼は絶大である。

テレビシリーズ初期の頃では仲間の死に涙を流したり照れ笑いしたりと人間味あふれる団長だったが、シリーズを重ねるごとに冷徹かつ非情なキャラクターとなっていく。様々な犯罪組織との戦いを経て人間味を失っていったという見方もあるが、その非情さが時として部下の反感をかうこともあった。

大門団長:渡哲也が使用していたサングラス

大門のトレードマークであるサングラス(金縁のレイバン・ティアドロップフレーム)は

1920年代、アメリカ空軍の依頼を受けてボシュロム社が開発し、その後1930年に正式採用されたもの。そして7年後の1973年に光を遮断する=RAY-BAN  と言う意味の「レイバン」と社名を変更し一般向けに販売がスタートしました。その米空軍仕様のAVIATOR(アビエーター)[RB3025]がまさしくそれです。

ちなみにteardrop(ティアドロップ)というのは雫型の意味ですが日本では「ナス型」とも呼ばれています。その印象的な形状のためかティアドロップ=レイバンと誤解されることも少なくありません。

その他では映画「トップガン」でトム・クルーズが使用していた事でも有名です。

またキング・オブ・ポップマイケル・ジャクソンや伝説的ハリウッド俳優ジェームスディーンなど世界中に、愛用者が大勢いました。

アビエーター (AVIATOR)は米国でのMIL規格(厳しい耐久テストをクリアした軍御用達)に適合した頑強なモデルなため、犯罪者との激しい戦闘に耐えうるサングラスであることは間違いありません。悪を殲滅するためには妥協を許さない大門団長ですから、レイバンの実力を分かった上でのチョイスだったのかもしれませんね。

ドラマ「西部警察」制作に携り「石原裕次郎記念館」館長だった浅野謙次郎さんがCS放送ファミリー劇場「激アツ!西部警察ナビ」のインタビューで当時を振り返り語っている。大門のサングラスについて、「(銃撃戦の撮影)テストの時、弾を込めた銃で撃つわけにいきませんから、段取りを決めるために口で『パンパン』と言うんですけど、渡さんも照れる方なんで、目を隠して言うにはサングラスをしないとということで、かけたっておっしゃってました」と語っている。

後に、大門を演じた渡哲也本人も自身の出演した映画『レディ・ジョーカー』でのインタビューで大門のキャラクター設定について質問された時「いい齢した大人が(撮影で)パンパン“拳銃ごっこ”をするのがバカバカしくて恥ずかしかったから」と、照れ隠しを目的としたものであったと自ら語っている。ちなみに実際の警察ではサングラスは「変装届」を提出しないと着用が認められない。