刑事。階級は巡査。1976年4月、『警視庁西部警察署』捜査課赴任。本名は「松田猛(たけし)」東京都出身28歳。身長は178cm、体重58k、足のサイズは25.5cm。視力は左右1.5。星座はおうし座で血液型はA型。下町の某高等学校を卒業。中野の警察学校を卒業し3年ほど警視庁狙撃班に所属。趣味はギターを弾き、時には踊ることも。タバコはハイライト1日に2~3箱。ウイスキーは水割りで10杯。尊敬する人は大門団長。好きな言葉は「信義」でそれを信条に生きている。

愛称「リキ」または「リキさん」。本名をもじった「マツ」「タケ」ではなく「リキ」になったのには諸説あるが、寺尾聡本人が愛称が「タケ」だと「タツ」(舘ひろし演じる巽刑事の愛称)に似ており紛らわしいので、という理由で拒否したという線が濃厚である。

代わりに当時年齢も近く親交のあった撮影スタッフ(照明)の息子が「リキオ」であり、撮影現場にも度々訪れていたことから「リキオ」→「リキ」を取ったという説が有力とされている。

第1話で木暮課長が西部署に着任した際の挨拶で「リキと呼んでほしい」と言っている。警視庁狙撃班出身と劇中設定では語られているが、警視庁に現在『狙撃班』という部隊は存在せず、強いて当てはめるとすれば「SAT特殊急襲部隊」が妥当である。

ちなみに特殊急襲部隊を直訳するとSpecial Assault Teamとなり頭文字をとった名称がSATとなるわけだが、日本警察においてSATの正式な部隊名は単なる『特殊部隊である。よって松田刑事の場合は『警視庁特殊部隊出身と語られた方が現在では違和感がない。

射撃と爆発物処理のスペシャリスト。

射撃に関しては警視庁の射撃大会で2年連続優勝の記録を持つ射撃の名手でもある。表情一つ変えずにクールに捜査を遂行する優秀な刑事である。

また劇中でも華麗なドライビングテクニックを披露し、その運転技術も高く評価されている。そのため本庁への栄転という話も何度も出ていたが、大門軍団に対する忠誠心が強くその度に断っている。仲間に対する思いやりや感情的な一面もある。そのためか犯人や被害者に必要以上に肩入れし、大門団長にたしなめられることも多々あった。

無理な任務や単独行動も多く、捜査中に暴行誘拐、犯人から拷問を受ける回数が他の刑事に比べて非常に多かったのも特徴。

また自分のミスで死なせてしまった情報屋のひとり娘の「足ながおじさん」をしていた事実が殉職後に発覚するなど、彼も大門同様に人生を刑事としての職務に捧げた。

S&W M29 44マグナムの8-3/8インチモデルを愛用し、幾多の死線を大門軍団の刑事と共に潜り抜けた。

サングラスは(レイバン・ウィナー)を常用。

初期の頃は伸縮式特殊警棒も使用していた。

愛銃はマグナム

松田刑事の使用する拳銃は「44マグナム」などと呼ばれていますが、この44マグナムというのはリボルバー(回転式拳銃)向けに設計された大口径弾薬の名称をを指し、銃の名称ではありません。正式にはS&W M29(Smith&Wesson Model.29)8.375インチ銃身モデルと呼ぶのが正しいようです。

しかし映画「ダーティーハリー」の影響があまりにも大きく、大口径リボルバー=「44マグナム」という概念が一般にも定着していたため、劇中では正式名称よりも「マグナム」と呼んだ方が親しみやすかったのでしょうか、あえて知名度の高い俗称を使用していたようです。

マグナム弾は同一口径の平均的な実包と比較して装薬量を増やした弾薬であり、主にハンティングで中・大型動物(鹿・熊)向けの弾丸として開発されました。マグナム弾の殺傷能力は凄まじく、人間が1発でも被弾してしまうと損傷範囲が広く生還するのはかなり難しくなります。また撃つ方も大変で発射時の反動が通常の拳銃より大きく、女性や華奢な体格の人は慣れていないと発射時の反動で手首や肩を痛めてしまいます。ましてや片手撃ちなどはもっての外、射撃時の姿勢は重心を低く持ち両手で撃つのが基本です。

劇中では松田刑事がいとも簡単に射撃していますが、それは射撃のスペシャリストだからできる高等な技術です。

当然のことながら日本の警察ではこのような大口径拳銃の所持を認めておりません。しかも大型動物の狩猟を目的とされた弾丸ですから、いくら犯罪者相手といえどオーバーキルであることは間違いありません。松田刑事が何故マグナムを使用できたのかは、やはり特殊な案件を抱える「西部署」という環境がそうさせたのかもしれないですね。